ブログトップ

琉球古武術 本部御殿手「琉武館」 埼玉県朝霞市武道館

kobujutu.exblog.jp

本部御殿手(もとぶうどぅんでぃー)は、代々琉球王族・本部御殿に伝えられてきた武術です

「御殿手がもたらしたもの」(精神の門)

今回のお題は、

「御殿手がもたらしたもの」(精神の門)です。

 私が、9年間御殿手を修めて、
意識している、日常の心構えの記事です。

誤解がないように先に書いておきますが、
記事内容は私の“心構え”であり、
本部御殿手を修めている、
全ての修行者の“心構え”ではありません。

また私は、普通の会社員です。
そんな普通の会社員が、28歳より9年間御殿手を修めると、
日々の考え方が、変化する事があるという内容です。

あくまでも、
《琉武館門下生雑感》としてお読み下さい。

★知らない人と話す時の間合い
 私は、街角で知らない人に道を聞かれる事が多い人間です。
何故だか其れが、地元ではなくても。地元民に見られやすいのか、
話しかけやすいのかどちらかは判りませんけれど。
お互いに話が終わり、其の場から離れる時まで、
其の相手のTYPEによって、間合いが変わってきます。

お年寄りや、身体不自由な方々とお話しする時は、
相手に何かあっても助けられるような、手の届く近い距離で。

女性の場合は、近すぎるのは女性に失礼ですので、
想定距離として、自分の蹴りの届く範囲で。

男性は、相手を見定めて距離を取ります。
見定めとは、相手の体格等を参考として、
相手の攻撃が届かない距離で、自分が間合いをつめれば
(技術的な話なので内容は割愛します)、
此方から初弾を当てられる距離で話します。

何時からそうなったかも覚えてないのですが、
其れが染み付いてしまいました。

ですので、男性(特に若い方々)は、
距離をつめて話したがる人が多く、
相手が距離をつめると、私は間合いが欲しいので離れて相対します。
其れでもつめてくると、私は半身(“はんみ”読みます)

(上からの視点で説明すると、
相手の体が“T”の字の上の横棒だとした場合、
私が縦棒に相対する。)になって相手と相対してしまいます。

そうすると、相手は『変なヤツに、話しかけちゃったなぁ。』
といった感じで少し面食らった顔をします。
でも、半身にならないとタダでさえ大きな身体ですから、
攻撃を受けた時に、的を曝す事になるので、落ち着かないのですよね。
其処まで警戒しないでも良さそうな話ですが、
癖になっています。“心構え”というよりも癖かもしれませんが。

★荷物入れはリュックサック
 私は、会社に通うときは公用の荷物入れとして、
所謂リュックサックTYPEのディバックで通っています。
大した荷物は入っていないのですが、比較的大き目のバックです。
買い物をして、荷物が増えた時も極力バックにつめます。
其の為に、余裕のある大きめのバックを使用しています。

巷の女性の評価として、
“リュックTYPEのディバックはダサい”そうですね、
其れを利用している人種が、
女性達に受けない人種であるという事もあるでしょう。

ですが、私はあえて愛用しています。

何故なら、両手がフリーになるからです。
そして、背中にバックが張り付いていますので、
急激な体の動きにも邪魔にならないからです。
ダッシュしてもバックが邪魔になりませんし、
蹴りもスムーズに放てます。

 私用の荷物入れは、肩掛けのバックです。
しかし、コレも女性の評価が悪い袈裟懸け

(例:右肩から紐かけて、バック本体は左の腰)、

バッテン掛け、という言い方もありますね。
バッテン掛けにしておけば、荷物を奪われる可能性は下がりますし、
リュックサック程ではありませんが、
有る程度身体の動きに対応してくれます。

 どちらにしろ、見た目とかよりも、
いざという時(無い事を目指すのが最優先ですが)に、
どれだけ柔軟に身体を動かす事が出来るかを考えての事です。
これは、どちらかというと“心構え”に分類されるでしょう。

★棒状のモノを持つと構えてしまう 
仕事上でも、遊びでも、棒状の物を持つ機会ってありますよね。
其の時に、其の棒状の物の長さによって、
無意識に持ち方が変わってしまいます。

細かく書くと判り難いので、大雑把に説明すると、
本部御殿手で使用する武器の形状に近い棒状の物は、
その対象武器と同じ持ち方になります。

長い物を持って移動する時は、薙刀と同じ様に脇に手挟んで移動し、
使い始めは、両手に持ち直してから使用します。

それどころか、棒状でない物でも、
厚みの無い週刊誌等は、クルクルと丸めて、
棒状にして、体側に構えて移動したりしてしまいます。

 武器ではないのですが、手に持ち歩くものは、
無意識のうちに、全て武器にしたいのでしょうか。
其れとも、なんでも武器にするという、
本部御殿手の思想が染込んできたという事なのでしょうか。
だとしたら、ちょっと自分に対して誇らしいですね。

まだまだ、たくさんありますが、
つらつら書いても仕方がありませんし、
武術家としての“心構え”というのは、
個人的な要素と、武の成り立ちとかが関ってきますので、
公に公開しているブログで細かく語るのは難しいのです。

また、今回私が書いたのは、
「武術家あるあるネタ」系の軽い雑感記事ですので、
本当の、本部御殿手の武術の其れを実感してみたい方々は、
是非道場に訪問して入門し、“自分なりの本部御殿手の心構え”を、
ご自分の心で、実感なされると宜しいかと思われます。

其処には、武道と異なる武術の思想を、
垣間見る事になるという事です。

やっぱり最後は、入門の勧誘になってしまいましたが、
雑感とはいえ、情報が外に向かっている記事ですから、
ご容赦して下さいね。


投稿者:“小”
[PR]
by kobujutu | 2009-12-18 14:21 | 琉武館的日々雑感