ブログトップ

琉球古武術 本部御殿手「琉武館」 埼玉県朝霞市武道館

kobujutu.exblog.jp

本部御殿手(もとぶうどぅんでぃー)は、代々琉球王族・本部御殿に伝えられてきた武術です

昇級昇段審査雑感

 琉武館は、年二回(7/12月)に昇級昇段審査があります。
門下生が、師範の前で決められた審査課題を発表し、
審査を受けます。

審査課題は以下の通り。

・ 其の場/移動基本動作
・ 型/武器の型
・ 相対動作

の三部構成となっています。

 基本とは、日々稽古している、御殿手の基本稽古を発表。
型は体術の型と、武器の型の発表。
相対動作とは、相手と相対して御殿手の技を発表します。
この内容は、毎回同じでして、
其々のレベルに合わせて、
また、個人の選択により、内容は変わりますが、
尚且つ初級者~上級者も同じ内容で審査を受けます。

 個人的な感想としては、
「初級者~上級者も同じ内容」、
そして、「選択肢は個人に任されている」、
これは、ある意味厳しい審査であるなと思います。
審査内容が、厳しいという事ではなく、
≪自分の力量にあわせて、自分が出来うる技を審査して頂く≫
簡単な技を選択して、自分のレベル也に発表する。
難しい技を選択して、自分のレベル也に発表する。
自分のレベル也の技を選択して、発表する。
これは、実は大変厳しい事だと思います。
私の経験では、初級者だった時は気楽に受けられた審査が。
(其れは、個人の感覚によるかもしれませんが。)
~中級者になってくると、
『現時点での、技の出来具合で、審査して貰って良いのか。』
『自分で、この技を審査演目に選んで適性なのか。』
『日頃、稽古している技が、審査に適しているのか。』
と、自分との打ち合わせというか、私は大丈夫か?
という、戸惑いが生まれてきます。
基本動作や型は、個人で行うものですから、
日頃行っている稽古の延長で望めば、不安があっても
結果として形になります。

しかし、相対動作は相手があっての相対動作。
技のかかり方、相手との相性に自分の力量が乗っかってきます。
ですので、審査を受ける身として一番悩む所になるでしょう。
仕手(技をかける方)の力量も重要ですが。
技を受ける方の力量により、仕手の技の決まり方が変わってきます。
相対動作は、二人で行う審査なのだと思います。

 最近の審査会は、
相対動作の審査を受ける組み合わせを調整したり、
早いうちから事前に練習をしたりして、
審査を受けやすい環境になっています。
基本動作の演目を書き出して、道場に表示したり、
初級者の方には、号令をかけたり、
此処最近の入門者の急な増加にあわせて、
審査会に対するフォローをしています。
別に、打ち合わせしたわけじゃないのですけどね。
其処が、琉武館らしさだと私は感じています。

 さて、此処からは
ブログを御覧の方々ではなく、
琉武館の門弟の方々へのメッセージです。
昇級昇段審査会を楽しみましょう。
偉そうですが、私の目から見まして、
皆さん、十分に昇級に値するレベルになっています。
いつも通りの皆さんで居れば、良いのです。
師範も、何時もの稽古内容を御覧になっているので大丈夫です。
ですから緊張せずに、他の方の審査を見て、
例え、自分より初級の方の技であっても、
良いところはどんどん盗んで、自分の技にする位の余裕で臨みましょう。
審査会というよりかは、勉強会として参加しましょう。
初級~中級の方々は、稽古で他の方の動きを、
見取り稽古する余裕はないと思います、
ですので、昇級昇段審査会中は、
自分の出番以外は、ゆっくり座って見る事の出来るチャンスです。
其のチャンスを、享受しましょう。

 皆さんの悪い先輩の“小”は、
皆さんの審査を見て、『あっ、良いね、あれやろう。』
と、自分の審査内容を決めます。
悪い見本なので、真似してほしくはありませんが、
その位の気持ちでいれば、上手くいきますよ。大丈夫です。


投稿者:“小”
[PR]
by kobujutu | 2009-11-25 14:00 | 琉武館的日々雑感